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「カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ 」
ここ最近で、一番心に響いた本です。

「カイン―自分の「弱さ」に悩むきみへ 」 中島義道


本書は「自分の弱さに悩む少年への手紙」という
形で進行します。著者自身の経験を基に、
語りかけるように「生きる」道を示してくれる内容。

キレイゴトを並べた自己啓発本でも、
胡散臭い言葉を並べた宗教本でも、
専門用語を並べた哲学本でもありません。

あぁ、もっと早くこの本と出会いたかった!!

なぜ私はこんなに悩むのか?
なぜ私はこんなに苦しいのか?
なぜ私はこんな選択をしたのか?

誰にも理解してもらえない気持ち。
いつもグルグルと同じ問いを続けてきた自分。

そんな自分を解放してくれる言葉が
この本の中には沢山ありました。

もちろん、私は私であり
著者の考え全てに同意することは出来ないけれど、
こんな気持ちの重なりは、今まで、
他の本では感じることが出来ませんでした。


以下、抜粋。

きみは自分がそうだからわかるだろう?世の中には、いかなる社会改革をしても、いかなる職業についても、いかなる結婚をしても、つまりどう生きても生きにくい人々がいるんだ。そういう人にとって、そもそも世間の気圧は高すぎるのだ。だが、彼らの多くは、それにもかかわらず世間を非難することはできない。そういう適性のない自分を非難してしまうんだ。ぼくも「革命」前の長いあいだそうだったからわかるんだが、あれほどたえまなくぼくを苦しめてきた「みんな仲よし主義」を頭では批判しても、なかなかからだがついていかない。やはり、そういう偏屈な自分に対して自己嫌悪の感情を消すことはできなかった。

ぼくですら、社会から完全に抹殺されることは恐ろしかったからなんだ。そして、ぼくは考えに考えた。自分がカインのままであって、しかも善良な市民と共に生きていける道を探そう。それには、自分に自信をつけねばならない。世間に怯えていてはならない。はっきりと自己主張をして、その結果嫌われても憎まれてもしかたないと居直ろう。すべての人に理解してもらえることを望んではならない。

ぼくがこう居直ったのも、そのころになるとさまざまな苦労を通じて、ぼくたちのような者もこの地上にわずかだが生息していることがわかったし、善良な市民の中にもごく少数の者は理解してくれるだろうという実感があったからである。

そうすると、自分でも意外な次のような結論に達したのだ。善良な市民を憎めば憎むほど、ぼくは自分が「(道徳的に)正しくない」ということがわかってきた。彼らを尊敬しているからではない。依然としてはげしく軽蔑している。そうであるにしても、彼らが「正しくない」と一般的に告発する権利はぼくにはないのである。ただ、ぼくには、ぼくを苦しめてきた者たちに向かって「苦しめるな」と訴えつづける資格はある。ぼくはあなた方によって苦しめられているという言う資格はある。このことがわかった。


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スレッドテーマ [ 本・雑誌 … 考えさせられる本 ]
04/17 12:56 |  | CM:3 | TB:0
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